2015年11月30日月曜日

[TeX] 図のキャプション

TeXにおいて,"Figure.1","図1"などの,"Figure.","図"というキャプションを,"Fig."などに指定したい場合は,プリアンブルに以下のように追記します.

\renewcommand{\figurename}{Fig}
"Fig"部分は,指定したい書式


2015年11月29日日曜日

[TeX] セクションのフォントサイズ

TeXの \documentclass{article}({jsarticle}でも同様)では,セクションのフォントサイズがかなり大きいので,これを変更するには,プリアンブルに以下のように記述します.

<デフォルトよりも小さくしたい場合>
\makeatletter
%\def\section{\@startsection {section}{1}{\z@}{-3.5ex plus -1ex minus % -.2ex}{2.3ex plus .2ex}{\Large\bf}}

<他のフォントサイズを同じにしたい場合>
\def\section{\@startsection {section}{1}{\z@}{-3.5ex plus -1ex minus
-.2ex}{2.3ex plus .2ex}{\normalsize\bf}}
\makeatother

<サブセクションのフォントサイズを普通にしたい場合>
\makeatletter
\def\subsection{\@startsection {subsection}{1}{\z@}{-3.5ex plus -1ex minus
-.2ex}{2.3ex plus .2ex}{\normalsize\bf}}
\makeatother

2015年11月22日日曜日

nkf, trコマンドによる改行コード変換

MacのExcelでデータシートを作成し,CSVファイル,テキストファイル等で保存すると,改行コードが"CR"となり,gnuplotでは読み込めません.


改行コードの確認・変換にはvim,miや,Mac OS XのTextEditのような,改行コードを指定できるテキストエディタでも変更を行うことが可能です.
また,LibreOfficeでデータシート作成を行えば,改行コードが”CR”にはならず,このような問題は生じないようです.

以下に,"nfk"を用いてUnixで用いられる"LF"という文字コード(\n)に変換する方法をメモしておきます.
"nfk"がインストールされていない場合は,MacPortsを用いて nkf をインストールします(MacPortsのインストールはこちら).
そのうえで,ターミナルからMacPortsのアップデートを行った後,nkf をインストールします.
$ sudo port -v selfupdate
...(インストール状況が表示されます)...
$ sudo port install nkf
...(インストール状況が表示されます)...
$

改行コードを変換するには,ターミナルから以下のようにします.
$ nkf -Lu xxx.txt > yyy.txt
ここで,"xxx"は変換前のファイル名で,"yyy"は変換後のファイル名です.

"nfk"を用いずに"tr"コマンドを使っても改行コードを変換できます.

改行コード"CR"(Mac OS 9以前)から"LF"(Unix)に変換する場合
$ tr \\r \\n <xxx.txt >yyy.txt

改行コード"CR+LF"(Windows)から"LF"(Unix)に変換する場合
$ tr -d \\r <xxx.txt >yyy.txt

"nfk"を用いて文字コードを変換するには
$ nkf -w overwrite xxx.txt
とすると,nfkは自動的に使われている文字コードを判定して,出力の文字コードをUTF-8(-w で指定)して,入力したファイルを書き換え(-overwrite)てくれます.

2015年11月10日火曜日

[Mac] Option キーの使用

Mac OS X における"Option (alt)"キーには,"Command (cmd)"キーと同様に,便利なショートカットが設定されています(オリジナルの記事は,こちら).

1. ファイルのカット&ペースト
ファイルをカット&ペーストをする際には,Cmd + C で移動するファイルを選び,移動先で Cmd + Option + V と入力します(Cmd + C>Cmd + Vだとコピー&ペーストになります).

2. ファイルをゴミ箱へ移動せずに削除
デフォルトでは,いらないファイルでもゴミ箱に入れるしかありません.
ファイルを完全に削除する際には,ファイルを選択して,"Cmd + Option + Delete" とします.

3. Finderの再起動
隠しファイルを可視化するターミナルコマンドを実行した後に,Finderを再起動する際などは,"Ctrl + Option + DockのFinderアイコンをクリック"すると,コンテクストメニューが開きます.その中にある"Relaunch (再度開く)"をクリックします.

4. ファイルやフォルダのパス名をコピー
ほかのプログラムにファイルの場所をペーストする際には,Finderで目的のファイルを選び,コンテクストメニューを開き,Optionを押します.
通常は「[ファイル名]をコピー」となっているところが「[ファイル名]のパス名をコピー」に変化します.

5. ユーザライブラリへのアクセス
ユーザライブラリの中身を調べる際には,
Finderを立ち上げてメニューバーの"Go(移動)"をクリックします.
その上で,"Option" キーを押すと,ライブラリフォルダへのリンクが表示されます.

6. ファイル種別に対応するデフォルト・アプリケーションの変更
ファイルを開くデフォルトのアプリケーションを変更する場合は,Finderで目的のタイプのファイルを右クリックしてコンテクストメニューを表示して,"Option"キーを押します.
すると、"Always open With(常にこのアプリケーションで開く"という選択肢が現れます.
これをクリックすると,そのファイル種別に関連付けられているアプリケーションを変更できます.選択ファイルのファイルメニューを開いた状態で"Option"キーを押しても"Always open With(常にこのアプリケーションで開く"を表示させることができます.

7. 別名で保存
ファイルを別名で保存するには,開いているファイルのファイルメニューでOptionを押します。「Duplicate(複製)"が,"Save As(別名で保存)"に変わります.

2015年11月2日月曜日

[gnuplot] CSVファイルを読み込む

gnuplotで,CSVなデータを読み込む時は
    set datafile separator ","
または
    plot 'xxx.csv' using '%lf,%lf'
とします(xxxはファイル名).
タブの時は \t とします.

2015年11月1日日曜日

[Mac] Previewの読み上げ機能

Mac OS X に標準でインストールされている"Preview"ですが,英文を読み上げることが可能です.
使い方は,以下のようになります.

  1. "Preview"で読みたい論文を開く.
  2. 読み上げたい箇所を選択する.
  3. Edit(編集)> Speech(読み上げ) > Start Speaking を選択する.

すると,読み上げが開始されます.機械の読み上げなので,スラスラというわけではありませんが,読み上げに合わせて文章を追っていくと,何となく頭に入りやすいように感じます.

読み上げたい箇所を選択する(反転表示になる)

Edit > Speech から

Start Speakingを選択