Mac OS X における"Option (alt)"キーには,"Command (cmd)"キーと同様に,便利なショートカットが設定されています(オリジナルの記事は,
こちら).
1. ファイルのカット&ペースト
ファイルをカット&ペーストをする際には,Cmd + C で移動するファイルを選び,移動先で Cmd + Option + V と入力します(Cmd + C>Cmd + Vだとコピー&ペーストになります).
2. ファイルをゴミ箱へ移動せずに削除
デフォルトでは,いらないファイルでもゴミ箱に入れるしかありません.
ファイルを完全に削除する際には,ファイルを選択して,"Cmd + Option + Delete" とします.
3. Finderの再起動
隠しファイルを可視化するターミナルコマンドを実行した後に,Finderを再起動する際などは,"Ctrl + Option + DockのFinderアイコンをクリック"すると,コンテクストメニューが開きます.その中にある"Relaunch (再度開く)"をクリックします.
4. ファイルやフォルダのパス名をコピー
ほかのプログラムにファイルの場所をペーストする際には,Finderで目的のファイルを選び,コンテクストメニューを開き,Optionを押します.
通常は「[ファイル名]をコピー」となっているところが「[ファイル名]のパス名をコピー」に変化します.
5. ユーザライブラリへのアクセス
ユーザライブラリの中身を調べる際には,
Finderを立ち上げてメニューバーの"Go(移動)"をクリックします.
その上で,"Option" キーを押すと,ライブラリフォルダへのリンクが表示されます.
6. ファイル種別に対応するデフォルト・アプリケーションの変更
ファイルを開くデフォルトのアプリケーションを変更する場合は,Finderで目的のタイプのファイルを右クリックしてコンテクストメニューを表示して,"Option"キーを押します.
すると、"Always open With(常にこのアプリケーションで開く"という選択肢が現れます.
これをクリックすると,そのファイル種別に関連付けられているアプリケーションを変更できます.選択ファイルのファイルメニューを開いた状態で"Option"キーを押しても"Always open With(常にこのアプリケーションで開く"を表示させることができます.
7. 別名で保存
ファイルを別名で保存するには,開いているファイルのファイルメニューでOptionを押します。「Duplicate(複製)"が,"Save As(別名で保存)"に変わります.