詳しくは,こちらの記事を参考にして下さい.
まずは,MacTeX2019のpkgファイルをダウンロードします(この時点での最新版は,mactex-20190508.pkg).MacTeX2019はファイルサイズが4Gを超えるので,公式サイトではなく,ミラーサイトからのダウンロードが推奨されます.
ダウンロードしたpkgファイルをダブルクリックしてインストールを進めます.英文のみのドキュメント作成しかしない方はこれで終わりなのかもしれませんが,TeX Live はデフォルトだと,和文フォントとして IPAex フォントが埋め込まれる設定になっているそうです.ヒラギノフォントを TeX で使用するには,こちらからダウンロードしたパッチ(Bibunsho7-patch-1.4-20190925.dmg)を適用します.
パッチ(Bibunsho7-patch-1.4-20190925.dmg)をダブルクリックすると,Patch.appがマウントされます.出てくる雪だるま☃︎︎のアイコンをダブルクリックして実行します(警告ダイアログが表示されますが,アドミニストレーターのパスワードを入力するなどして開くとインストールが始まり,終わります.
この後に,TeXShopの日本語設定を行います.
TeXShop > Preference...
を選んで,Sourceタブを開きます.設定画面の左下のSet Default Values(設定ファイルボタン)をクリックしてupTeX(ptex2pdf)もしくはpLaTeX(ptex2pdf)を選択します.upTeXはUnicodeを活用できて,JIS第何水準漢字などを気にしないで良いとのことです.pTeXは従来のTeXだとのことです.
ここで,TeXShopを終了させて,ターミナルを起動して,以下のコマンドを実行します.
% defaults write TeXShop FixLineNumberScroll NO
% defaults write TeXShop SourceScrollElasticity NO
% defaults write TeXShop FixPreviewBlur YES
これらのコマンドの意味は,参考にさせて頂いたこちらのサイトによると,
- FixLineNumberScroll NO は,10.7 Lionなどの古いOSに存在した,行番号がスクロールしないOS側のバグに対処するための対症療法を停止させる措置.最近の macOS ではこのバグが修正されており,この対症は不要で,スクロール速度が遅くなる原因となるので,これを取り除いている.
- SourceScrollElasticity NO は,スクロール時に上下端で大きく跳ね返るバウンスエフェクトを停止させる措置.OS X 10.10 Yosemite 以降では,バウンスが大きいので,このエフェクトを停止させている.
- FixPreviewBlur YES は,OS X 10.10 Yosemite 以降で,プレビューウィンドウのPDFが(一部の環境で)ぼやけて見えるのを防止する措置.
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