念のために,gforttanが /usr/local/bin から実行されていることを確認するために,ターミナルから,以下のコマンドを実行します.
$ which gfortran
/usr/local/bin/gfortran
Lapackをオフシャルサイトからダウンロードします(Lapackのオフィシャルサイト).
この記事を記載した際の最新バージョンは3.6.1でした.
ダウンロードしたファイルをデスクトップに移動します.
ターミナルで,デスクトップに移動して,以下のコマンドを実行します.
$ cd desktop
$ tar zxvf lapack-3.6.1.tar
すると,解凍が始まるので,解凍が終了したら,以下のコマンドを入力して,解凍したLapackのディレクトリ(今回は,"lapack-3.6.1")に入ります.
$ cd lapack-3.6.1
続いて,INSTALLディレクトリにあるファイルを"make.inc"としてコピーします.
$ cp INSTALL/make.inc.gfortran make.inc
Makefileの11行目を,以下のように書き換えます.
lib: blaslib lapacklib tmglib
(元の記載は,"lib: lapacklib tmglib")
ターミナルからMakeコマンドを実行して,インストールを行います.
$ make
--> LAPACK TESTING SUMMARY <--
Processing LAPACK Testing output found in the TESTING directory
SUMMARY nb test run numerical error other error
================ =========== ================= ================
REAL 1139269 0 (0.000%) 0 (0.000%)
DOUBLE PRECISION 1140081 0 (0.000%) 0 (0.000%)
COMPLEX 601296 21 (0.003%) 0 (0.000%)
COMPLEX16 608204 0 (0.000%) 0 (0.000%)
--> ALL PRECISIONS 3488850 21 (0.001%) 0 (0.000%)
インストールが完了すると,
・liblapack.a
・librefblas.a
・libtmglib.a
の三つのファイルが生成されるので,これらをまとめて"lib"ディレクトリを作って入れておきます(ターミナルから以下のコマンドを実行).
$ mkdir lib
$ mv liblapack.a librefblas.a libtmglib.a ./lib
これで,LAPACKに付属するBLASを用いたLAPACKのインストールは完了です(多分...).
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