M1マックにmacOS(Sequoia)をクリーンインストールした際のメモです.参考になるAppleの公式ページはこちら.
Apple Silicon 搭載マックでは,以前のように再起動時に "command⌘ + R" を長押しするのではなく,再起動時に電源ボタンを長押しするとディスクユーティリティが起動します.
ユーティリティの一覧が表示されたら「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」をクリックします.
ディスクユーティリティのサイドバーの「内蔵」セクションで「Macintosh HD」という名前のボリュームが表示されていることを確認して,サイドバーで「Macintosh HD」を選択します.
ツールバーの「消去」ボタンをクリックして,名前(Macintosh HD)とフォーマット(APFS)を指定します(ここは設定を変更せずにそのままとしました).
「消去」をクリックします。「ボリュームグループを消去」が代わりに表示される場合は、このボタンをクリックします.
ハードディスクの内容が消去されたあとは,購入時のOSをインストールすることになるので,それを選択して,終了後に最新のOS(今回は Sequoia )にアップグレードしました.
OS (Sequoia) のクリーンインストール後にインストールしたアプリケーションは,以下です.
- Adobe Creative Cloud https://x.gd/u5xXk からインストーラーをダウンロード
- App Cleaner https://freemacsoft.net/appcleaner/ からインストーラーをダウンロード
- Evernote https://evernote.com/ja-jp/download からインストーラーをダウンロード
- Google Chrome https://x.gd/KgOIk からインストーラーをダウンロード
- Discord https://discord.com/download からインストーラーをダウンロード
- Homebrew - gnuplot, Julia, Jupyter Notebook, LaTeXiT, Octave, R Studio, TeX Shop.
- iMovie App Store からインストール
- Keynote App Store からインストール
- LINE https://www.line.me/ja/download からインストーラーをダウンロード
- Messenger https://www.messenger.com/desktop からインストーラーをダウンロード
- mi https://www.mimikaki.net/ からインストーラーをダウンロード
- Microsoft 365
- R CRANからインストーラーをダウンロード
- R Studio RStudioのダウンロードサイトからインストーラーをダウンロード
- Teams
- Visual Studio Code https://code.visualstudio.com/download からインストーラーをダウンロード(Visual Studio Code のExtensionはとりあえず fortran, Gnuplot, Julia, Octave, Pythonの5つにしました.)
- Zoom https://zoom.us/ja/download からインストーラーをダウンロード
これらのアプリケーションのうち,Homebrew経由でインストールしたものに関して,以下にメモを残します.
まずは,Homebrewのインストールですが,公式サイトにあるように以下のターミナルからコマンドを実行します.
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
この後に,以下のようにPathを通すと"brew"コマンドが使用できるようになります.以下の例はPathを通した後に,Homebrewのバージョンを確認した例です.
% echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/(username)/.zprofile
% eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
% brew -v
Homebrew 4.4.32
上記の1行目のコマンドの (username) にはアカウントのユーザー名が入ります.
gnuplot のインストール
% brew install gnuplot
Julia のインストール
ターミナルから以下のコマンドを実行します.
% brew install --cask julia
インストールが終了したら,パッケージモード("]"キーを押す)に切り替えて,以下のパッケージをインストールしておきます.
(@v1.11) pkg> add IJulia
(@v1.11) pkg> add CSV
(@v1.11) pkg> add Combinatorics
(@v1.11) pkg> add DataFrames
(@v1.11) pkg> add Distributions
(@v1.11) pkg> add JuMP
(@v1.11) pkg> add Plots
(@v1.11) pkg> add PyCall
(@v1.11) pkg> add PyPlot
(@v1.11) pkg> add RDatasets
(@v1.11) pkg> add StatsBase
(@v1.11) pkg> add StatsPlots
(@v1.11) pkg> add SumOfSquares
(@v1.11) pkg> add Statistics
(@v1.11) pkg> add Gadfly
(@v1.11) pkg> add LinearAlgebra
インストールされているパッケージを確認するには"status"コマンドを使用します.
(@v1.11) pkg> status
Jupyter Notebookのインストール
j% brew install jupyter
インストールが完了したら,以下のコマンドでJupyter Notebookを立ち上げてみます.
% jupyter notebook
先述の「Juliaのインストール」のところで示した"IJulia"パッケージがインストールされているとJupyter Notebook の右上の"New"ボタンを押すと,以下のようにJuliaが選択できるようになっているはずです.
Octave のインストール
Command Line Toolsがインストールされているとは知りつつも,一応確認しておきます.
% sudo xcode-select --install
Password:
xcode-select: note: Command line tools are already installed. Use "Software Update" in System Settings or the softwareupdate command line interface to install updates
最新版をインストールしたばかりなのですが,一応確認しておきます.
% brew update
==> Updating Homebrew...
Already up-to-date.
これまた同様に,一応確認です.
% brew upgrade
続いて Octave のインストールを行います.
ズラズラとインストールが始まり,終了したら,Ocrave を立ち上げてみます.
今回のインストールでは,
以前の投稿で生じたエラー(.config フォルダ内に octave フォルダが存在しないという内容)は出ませんでした.
R のインストール
今回は,インストーラーパッケージを使用してインストールしました.Homebrew経由でインストールするには,以下のコマンドを実行します.
% brew install --cask r
XQuartzのインストールは,以下のコマンドを実行します(いまだにXQuartzが必要なのかどうかはわかりませんが...).
% brew install --cask xquartz
R Studio のインストールは,以下のコマンドを実行します.
% brew install --cask rstudio
TeX Shop のインストール
ターミナルから以下のコマンドを実行します.
% brew install --cask mactex
ちなみに,GUIが不要な場合は以下のコマンドを実行します.
% brew install --cask mactex mactex-no-gui
インストールが終了したら,GUIの要,不要に関わらず,パスを確認しておきます.以下のコマンドを実行して,/Library/TeX/texbin が含まれていることを確認します.
% echo $PATH
/Library/TeX/texbin
パスなので,色々と書かれていますが,/Library/TeX/texbin が書かれていれば,大丈夫です.
含まれていない場合は,以下のコマンドを実行してパスを追加します.
% echo 'export PATH="/Library/TeX/texbin:$PATH"' >> ~/.zshrcsource ~/.zshrc