2021年3月19日金曜日

MacTeXをアンインストールする

Homebrew 経由でMacTeXをアンインストールする際には,以下のコマンドを実行します.

% brew uninstall mactex --cask


すると,以下のような表示になります.

==> Uninstalling Cask mactex

==> Uninstalling packages with sudo; the password may be necessary:

==> Removing files:

/Applications/TeX

Password:

/etc/manpaths.d/TeX

/etc/paths.d/TeX

/Library/TeX

/usr/local/texlive/2023

==> Purging files for version 2023.0314 of Cask mactex


上記の "brew cask uninstall mactex"コマンドでも,以下の3つは削除されないので手動で消去する必要があります.
  • /usr/local/texlive/texmf-local/
  • ~/Library/texlive/
  • ~/Library/TeXShop/

2021年3月18日木曜日

macOS Big Surをクリーンインストールした後のセットアップ

 昨日まで,Octaveのインストールなどをやってみていましたが,macOS Big Surをクリーンインストールしました.

それに伴って,アプリケーション等を改めてインストールした際のメモです.

クリーンインストールが終わった後にはTerminalのセッティングをしました.

Terminal > Preferences... で"Homebrew"をDefaultに設定した上で,"Text"タブでBackgroundのColor & EffectsのOpacityを90%に,FontをMenlo Regular 13pt.に,Textの色をTurquoiseに,Bold Textの色をLimeに変更しました.Windowタブでは,Window SizeのColumnsを100に設定しました.

Homebrewをインストールしました.Terminalから以下のコマンドを実行するとインストールが始まります.以前は,先にXCodeのCommand Line Toolをインストールしていましたが,Homebrewのインストールログを見ていると,自動でCommand Line Toolもインストールしてくれているようです.

% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"


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gnuplotをインストールしました.

% brew install gnuplot

以前のようにX11 や aquaterm のインストールは不要となっていて,qt で描画します.

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TeXをインストールしました.TeXのインストールに関しては,以前の投稿が詳しいですが,入力したコマンドを以下に示します.

% brew install mactex --cask


上記のコマンドではTeXShopも一緒にインストールされるので,インストール完了後にTeXShopを立ち上げてTeXShop Preferenceから,右下にある"Set Default Value"からpTeX(ptex2pdf)を選びました.以下のコマンドの実行は必要ないかもしれませんが,一応,実行しておきます.

% defaults write TeXShop FixLineNumberScroll NO

% defaults write TeXShop SourceScrollElasticity NO

% defaults write TeXShop FixPreviewBlur YES


以前はAnacondaやMinicondaをインストールしてJupiter Notebookを使っていましたが,macOSには元々Python がインストールされているので,それを使うこととして,Jupyter のみをインストールすることにします.

% pip3 install jupyter

ちなみに...ですが,入力ミスをすると,以下のように注意してくれます.有難い.

% pip3 instal jupyter


CommandNotFoundError: No command 'conda instal'.

Did you mean 'conda install'?

 Jupyterのみをインストールしてみたは良いものの,Pythonは入っていたよな...と一応確認してみました.

% python3 --version

Python 3.9.2

入っていました.よかった....

Juliaをインストールします.こちらはHomebrewから brew cask install julia としてインストールしようと思ったのですが,下記のようにエラーが出てしまったので,Juliaのページから.dmgパッケージ(LTS)をダウンロードしてインストールしました.

% brew cask install julia

Error: Unknown command: cask

パッケージからインストールしたJuliaはver. 1.0.5 だったので,以下のようにパスを通します.

% echo "export PATH=${PATH}:/Applications/Julia-1.0.app/Contents/Resources/julia/bin" >> .zshrc


以前は,以下のようなエイリアスを登録することでも大丈夫でしたが,今回は試していません.

$ echo "alias julia='/Applications/Julia-1.0.app/Contents/Resources/julia/bin/julia'" >> .bash_profile



これで,以下のようにターミナルからJuliaを起動することができるようになりました.

% Julia

               _

   _       _ _(_)_     |  Documentation: https://docs.julialang.org

  (_)     | (_) (_)    |

   _ _   _| |_  __ _   |  Type "?" for help, "]?" for Pkg help.

  | | | | | | |/ _` |  |

  | | |_| | | | (_| |  |  Version 1.0.5 (2019-09-09)

 _/ |\__'_|_|_|\__'_|  |  Official https://julialang.org/ release

|__/                   |


julia> exit()


Jupiter Notebookでも使いたいので,以下のようにJulia pkgをインストールします."]"を押すと以下のようなpkg モードに切り替わります.pkgモードからはdeleteで抜けることができます.

(v1.0) pkg> add IJulia


ターミナルから以下のようにJupyter Notebookを立ち上げて,PythonとJuliaが選択できるようになっていればオッケーです.

hide@MBP ~ % Jupyter





2021年3月17日水曜日

macOSにオクターブをインストール(GUI版)

 昨日の投稿で,CUI版のインストールを行なったものの,Control pkg をインストールすることができなかったので,敢えなく断念してアンインストールしました.

今回はGUI版のインストールについてのメモです.

まずはOctave.appダウンロードページから.dmgファイルをダウンロードします.ダウンロードを行なった時点では,以下の画像のように 6.1.0 が最新バージョンでした.

.dmgファイルをダウンロードしたあとはダブルクリックするとウィンドウが開いて,Octaveアイコンをアプリケーションフォルダに移動させるように促されるので,その通りにします.

Octave-6.1.0のアイコンをクリックすると,GUIが立ち上がります.
まずは,コマンドウィンドウに以下のように入力してcontrol pkgをインストールします.
        >> pkg install -forge control
ズラズラと流れますが,エラーが出なければインストール成功です.
続いて以下のように入力してsignal pkgをインストールします.
        >> pkg install -forge signal
これまたズラズラと流れて,エラーが出なければインストール成功です.

そして,以下のようにsignal pkgをロードしてみて無反応(次の行に >> と表示されて入力を促される)であれば,(多分)インストール成功です.
        >> pkg load signal
        >>

一応確認のために,昨日と同じサインカーブを書いてみます.コマンドウィンドウに以下のように入力すると
        >> x = -2*pi:0.1:2*pi;
        >> y = sin(x);
        >> plot(x, y);
下図のようなサインカーブが描かれました.
インストールは成功していて,使うにあたっても問題ないものと思われます.

2021年3月16日火曜日

macOSにオクターブをインストール(CUI版...最終的には失敗)

だいぶん長いことOctaveは使っていなかったのですが,改めて使う機会があったので,改めて macOSにオクターブをインストールした時のメモです.

HomebrewでインストールされるOctaveはCUI版ですが,これは推奨されていないという噂もあるそうですが,Octave for macOSのページには,そのような記載はないので,Octave for macOSのページにあるように,Homebrew経由でインストールして見ます.

XcodeのCommand Line ToolsとHomebrewがインストールされていることが前提ですが,もしインストールされていない場合は,Command Line Toolsはターミナルから以下のようにしてインストールします.

% sudo xcode-select --install


Homebrewは,以下のコマンドでインストールされます.

% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"


まずは,Octaveのインストールの前にHomebrewをアップデートします.

% brew update


続けてOctaveをインストールします.

% brew install octave

ズラズラとインストールが始まり,インストールの完了までにはそこそこの時間がかかります.

ターミナルでいかにように"Octave"と入力すると起動します.

% Octave

GNU Octave, version 6.2.0

Copyright (C) 2021 The Octave Project Developers.

This is free software; see the source code for copying conditions.

There is ABSOLUTELY NO WARRANTY; not even for MERCHANTABILITY or

FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  For details, type 'warranty'.


Octave was configured for "x86_64-apple-darwin20.3.0".


Additional information about Octave is available at https://www.octave.org.


Please contribute if you find this software useful.

For more information, visit https://www.octave.org/get-involved.html


Read https://www.octave.org/bugs.html to learn how to submit bug reports.

For information about changes from previous versions, type 'news'.


試しに以下のように入力してみます.

octave:1> x=-2*pi:0.1:2*pi;

octave:2> y=sin(x);

octave:3> plot(x, y);


以下のような図が表示されたらインストールは成功です.
ここまでは良かったのですが,signal パッケージをインストールしようとすると,control パッケージが必要だと言われ,controllパッケージをインストールしようとすると上手くいきません....
困りました.

結構な格闘を続けたものの,control pkgをインストールできず,GUI版をインストールすれば,アラートが沢山出るものの,パッケージをインストールすることができたので,残念ながら,CUI版はアンインストールすることにします...

Octaveのアンインストールは,依存関係の有るライブラリーを全てアンインストールする必要があるとのことなので,まずはbrew-rmtreeを有効化します.

% brew tap beeftornado/rmtree


続けてアンインストールを行います.

% brew rmtree octave

ズラズラと流れて,アンインストール完了です.
GUI版のインストールについては明日の投稿でメモしておきます.

2021年3月13日土曜日

macOSにGMTをインストール

 macOSにGMT(ver 6.1.1)をインストールした際のメモです.

まずはgithubからGMTのインストーラーをダウンロードします.GMTはgithub内のGenericMappingTools / gmt というページにあります.このインストールを行った時点ではver 6.1.1が最新版でした.

macOSなので,専用のインストーラー(今回はgmt-6.1.1-darwin-x86_64.dmg)をダウンロードします.そして,インストーラをダブルクリックするとGMTのアイコンをApplicationフォルダに入れるように促すウィンドウが開くので,アイコンをApplicatrionフォルダにドロップします.
コピーが終わるとApplicationフォルダにGMTのアイコンが現れるので,アイコンをクリックして起動します.アラートが出た場合は,Security&Privacyから,許可して起動します.

軌道に成功すると以下のようなターミナルが開きます.

Last login: Fri Mar 12 21:43:06 on console

$ /bin/bash "/Applications/GMT-6.1.1.app/Contents/MacOS/GMT-6.1.1" GMT_PROMPT


GMT - The Generic Mapping Tools, Version 6.1.1 [64-bit] [MP] [8 cores]

(c) 1991-2020 The GMT Team (https://www.generic-mapping-tools.org/team.html).


Supported in part by the US National Science Foundation (http://www.nsf.gov/)

and volunteers from around the world.


GMT is distributed under the GNU LGPL License (http://www.gnu.org/licenses/lgpl.html).

Dependencies: netCDF, GDAL, PCRE, FFTW, LAPACK, ZLIB, Ghostscript, GraphicsMagick, FFmpeg.


usage: gmt [options]

       gmt <module name> [<module-options>]


options:

  --help            List descriptions of available GMT modules.

  --new-script[=L]  Write GMT modern mode script template to stdout.

                    Optionally specify bash|csh|batch [Default is current shell].

  --new-glue=name   Write C code for external supplements to glue them to GMT.

  --show-bindir     Show directory with GMT executables.

  --show-citation   Show the most recent citation for GMT.

  --show-classic    Show all classic module names.

  --show-cores      Show number of available cores.

  --show-datadir    Show directory/ies with user data.

  --show-dataserver Show URL of the remote GMT data server.

  --show-doi        Show the DOI for the current release.

  --show-library    Show path of the shared GMT library.

  --show-modules    Show all modern module names.

  --show-plugindir  Show directory for plug-ins.

  --show-sharedir   Show directory for shared GMT resources.

  --show-userdir    Show full path of user's ~/.gmt dir

  --version         Print GMT version number.


if <module-options> is '=' we call exit (0) if module exist and non-zero otherwise.


Note 1: If you want to use GMT outside of this terminal or in scripts, then follow these steps:

        a) export GMTHOME=/Applications/GMT-6.1.1.app/Contents/Resources

        b) add $GMTHOME/bin to your path

        c) export PROJ_LIB=$GMTHOME/share/proj

        d) export MAGICK_CONFIGURE_PATH=$GMTHOME/lib/GraphicsMagick/config

Note 2: GMT may use Ghostscript, GraphicsMagick, FFmpeg, and GDAL executables; see

        /Applications/GMT-6.1.1.app/Contents/Resources/share/Licenses for details.


まずは,インストールされているGMTのバージョン確認をしてみます.

bash-3.2$ gmt --version

6.1.1


GMTのスクリプトを書くときにはどんなエディタでも構いませんが,とりあえず,VSCodeで書くことにします.VSCodeのGMT用にハイライトをしてくれるプラグインは,こちらにしました.
続いて,地形図のデータをダウンロードします.地形図データはNOAAのサイトからダウンロードします.
このサイトのETOPO1 Bedrock: Grid of Earth's surface depicting the top of the Antarctic and Greenland ice sheets.  grid registrated: netCFDをクリックしてます.なお,Bedrockの上にあるIce Surfaceの方は,南極などの氷床面を含めたデータです(元の容量が282MBで,回答すると933.5MBになります.このファイルのダウンロードには時間がかかる場合があります).










2021年3月12日金曜日

存在しないJupyter NotebookのKernelを削除

 Jupyter Notebokで古いKernel情報が残ってしまうことがあります.自分の例では,Julia 1.5をインストールして,Julia 1.3をアンインストールしたところ,アンインストールしてしまっているにも関わらず,Jupyter NotebookのプルダウンでJulia 1.3が選べる状態になっているというものです(実際に選ぶとKernel errorになりますが).

何となく気持ちが悪いので,Jupyter Notebookのカーネルを削除しておこうと思った時のメモです.

以下の例のように,ターミナルから登録済みのJupyterのカーネルを確認します.

% jupyter kernelspec list

Available kernels:

  ir           /Users/hide/Library/Jupyter/kernels/ir

  julia-1.3    /Users/hide/Library/Jupyter/kernels/julia-1.3

  julia-1.5    /Users/hide/Library/Jupyter/kernels/julia-1.5

  python3      /usr/local/share/jupyter/kernels/python3


今回は,Julia-1.3 を削除したいので,以下のようにコマンドを実行します.

% jupyter kernelspec uninstall julia-1.3  

Kernel specs to remove:

  julia-1.3           /Users/***/Library/Jupyter/kernels/julia-1.3

Remove 1 kernel specs [y/N]: y

[RemoveKernelSpec] Removed /Users/***/Library/Jupyter/kernels/julia-1.3


これでJupyter notebookのプルダウンに,削除したカーネル(上記の例では Julia-1.3 )が表示されなくなります.