1次元配列は要素をカンマ(,)で区切ります.また,1次元配列は列ベクトルに相当します.
julia> col = [1.0, 2.0] # Column vector
2-element Array{Float64,1}:
1.0
2.0
行ベクトルは行の数が1つの2次元配列で表現します.行ベクトルは2次元配列なので,行ベクトルリテラルは,列ベクトルの ","の代わりに空白区切り" "で要素を並べます.
julia> row = [3.0 4.0] # Row vector
1×2 Array{Float64,2}:
3.0 4.0
行ベクトルと列ベクトルの積は以下のように記述します.
julia> row * col # 3.0 * 1.0 + 4.0 * 2.0
1-element Array{Float64,1}:
11.0
列ベクトルと行ベクトルの積は以下のように記述します.
julia> col * row # [1.0*3.0 1.0*4.0; 2.0*3.0 2.0*4.0]
2×2 Array{Float64,2}:
3.0 4.0
6.0 8.0
行列は2次元配列で表現します.行列リテラルは,空白区切り" "の要素で表される行をセミコロン";",もしくは改行で区切って表現します.
セミコロン";"で区切る場合は以下のようになります.
julia> A = [1.0 3.0; 2.0 4.0] # 2x2 Matrix
2×2 Array{Float64,2}:
1.0 3.0
2.0 4.0
改行で区切る場合は以下のようになります.
julia> A = [1.0 3.0
2.0 4.0] # Same as above Matrix A
2×2 Array{Float64,2}:
1.0 3.0
2.0 4.0
行ベクトル,行列,および列ベクトルの積は以下のようになります.
julia> row * A * col
1-element Array{Float64,1}:
61.0
上記の例のJupyter Notebookファイルは,GitHubのJulia_Beginner_03.ipynbの"5 Vector and matrix operations"で見ることができます.
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