2015年1月7日水曜日

IOCモード

DJI PhantomなどのIOC(Intelligent Orientation Control)モードは,慣れていないと動きを予想することができない場合があります.

Phantomには,前後認識用のライトがありますが,少し離れると前後が分からなくなる機体形状なこともあり,機体の向き等がわからなくなってしまうことがあります.
なので,IOCモード自体にはメリットはあるのですが,IOCモードでの動きを理解していないとトラブルの元になります.

IOCには

  • CL(コースロック Curse Lock)
  • HL(ホームロック Home Lock)

の2種類あり,左肩のS2スイッチで選択します(一番上はOFF).

CLは電源を入れてから30秒後の向き(基本的には離陸前の機体の向き)を記憶し,機首の向きがどのような向きでもスティックよって移動する方向は記憶した向きに沿った動きになります.
後からS1スイッチのCLとOFFの間を素早く(ガチャガチャと)数回動かすことで,その時の機首の向きを設定し直すこともできます.

HLはバックさせるスティック動作が常にGPSのホームポジションに向かうことになります.
ただし機体がホームポジションから10m以上離れていないと有効になりません.
また,GPS機能が有効で,ホームポジションの設定が行われていなければなりません.


なお,IOCモードでは磁気コンパス(キャリブレーションされている)やGPS機能が正確に動いていることが前提です.
また,IOCモードはアシスタントソフトでNAZA-Mモードに切り替えないとこの項機能しません(Naza-Mモードへの切り替えはこちら).

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