Pythonは変数の型を自動で認識します.
まずは,ターミナルで以下のようにPythonを立ち上げます.
$ Python3
>>> num = 1 # Integer type
>>> name = 'Mike' # Stribgs type
>>> is_ok = True # Boolean type
定義した変数を表示してみます.
>>> print(num)
1
>>> print(name)
Mike
>>> print(is_ok)
True
>>>
このように,特に変数の型を宣言しなくてもPythonの方で自動で識別してくれます.非常に便利ですが,バグの原因にもなるので,以下のように変数の型を記載しながら書くこともできます.このように書けばコードを読む際に変数の型がわかるので便利ですが,あまりこの記載方法は採用されていないようです.
>>> num2: int = 2
>>> name2: str = 'John'
>>>
>>> print(num2)
2
>>> print(name2)
John
変数の型を調べるときには,以下のように"type"関数を使用します.
>>> print(num, type(num))
1 <class 'int'>
>>> print(name, type(name))
Mike <class 'str'>
>>> print(is_ok, type(is_ok))
True <class 'bool'>
また,一度定義した変数を書き換えると,その型も自動で変更されます.
>>> num3 = 3
>>> name3 = 'James'
>>>
>>> print(num3, type(num3))
3 <class 'int'>
>>>
>>> num3 = name3
>>> print(num3, type(num3))
James <class 'str'>
上記の例では当初,変数 num3 にはInteger型の 3 が入っています.実際にnum3の型を調べると,'int' と返ってきていることがわかります.その上で,num3 に name3 を代入して num3 を表示して型を調べると James と表示され,Strings型だと返ってきています.
さらに,型の変換も可能です.以下に,Strings型の数字で定義した変数をInteger型に書き換える例を示します.
>>> name4 = '4' # Strings type
>>> new_num = int(name4)
>>>
>>> print(new_num, type(new_num))
4 <class 'int'>
最初に宣言した name4 にはStrings型の4が入っていますが,new_numという変数に int(name4) を入れることでInteger型に変換されています.
変数の宣言の際の注意点としては,
- 変数名の最初の文字に数字を使うことはできない.
- 予約されている文字列(例えば,if)を変数名として使うことはできない
上記の頃柄のJupyter Notebookファイルはこちら(GutHub)で公開しています.
0 件のコメント :
コメントを投稿